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(注)これは会員の個人的見解でありREPAを代表した見解、提言等ではありません

バイオガスのガスパイプライン系統連携
尾園次郎

エクソンモービル社の2012年「エネルギー見通し」、あるいはIEA(国際エネルギー機関:International Energy Agency)のWorld Energy Outlook 2010のNew Policies Scenario;”「ガス黄金時代」の到来”などで、オイルシェール、シェールガス、メタンハイドレート等の在来型化石燃料によらないエネルギー源転換の期待・気運が高まっている。

東日本大震災以降、大電力会社による電力供給の信頼性等が議論されている中で、エネルギーラインのRedundancy(良い意味での冗長性)は重要な議論である。オール電化、電気自動車、スマートグリッド等、世の中が電気に大きく依存する社会に成りつつある昨今、今回の原子力発電所での電源喪失の恐ろしさを目の当たりにした私たちにとり、この流れに対する大いなる警鐘と言えるのではないか。

電気に頼るがゆえに、電気料金値上げ要請は(最近ガス料金は値下げする報道がある!)、大きなインパクトを、企業・一般消費者の経済活動への委縮、国力の消耗(たとえば製造拠点の国外流出など)へ与える。発電エネルギーのベストミックスなど議論が髣髴しているなかで、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、小水力発電等)への補助金と電力固定価格買取制度、スマートグリッドへの支援などが、本当にこれだけで有効であろうか?電源喪失の場合の「ろうそく」に頼る生活を、今一度考え直す時である。

すなわちもう一つのエネルギーラインとして、首都圏にあるガスパイプラインのインフラの強化が考えられる。首都圏の都市ガスのエネルギー消費量は、電力利用量の20%弱であり、かなりの割合であり、このバランスを高めておく必要がある。LNGはほとんどが輸入であることは、電力燃料と同様な境遇にあるが、国産バイオマス等の利用を促進すれば日照、風況によらない高密度のバイオマスエネルギー源を確保することが出来る。

食品工場残渣、レストラン等の食べ残し、家庭ごみ、スーパの野菜くず・賞味期限切れ弁当、下水汚泥などのバイオマスエネルギーとなるバイオマス資源が首都圏・都市近郊には豊富に存在する。エネルギー作物(食料に供し得ない不揃いや痛んだ作物、放射能汚染した作物など)の利用、生産(休耕地の復活)を加速すればこれらもエネルギー源となる。

バイオマス資源をメタン発酵等の処理をし、脱硫処理、付臭剤添加、必要に応じてPSA等による濃縮、カロリー調整の処置をすれば在来のガス配管に接続することが可能である。すなわちガスパイプライン系統連携である。最終的にはガスエンジンコジェネ、燃料電池発電等で電気に変換されるが、熱も同時に併給される(太陽光発電、風力発電、小水力発電では熱は供給されない)。さらに、ガスの場合は電力の様な波形ひずみ、リップル、周波数・電圧などの電力のような厳しい基準はかなり緩やかである。そしてスマートコミュニティにおける電気、冷水、温水、蒸気、上・下水などのエネルギーインフラのひとつとして整備することが出来る。

蓄エネルギーとしては、電気でのリチウムの様な高価な元素を使用した蓄電池の様な消耗品は必要なく、単にガス貯蔵容器で十分である。もちろん危険物としての管理は必要であるが、すでに流通しているLPGボンベと同様な管理手法で良い。基本構成図を以下に示す。


 (クリックで拡大)

これには、課題も多く存在するが、一部、北海道鹿追町環境保全センターでのバイオガスの自動車燃料への利用、神戸市での下水道バイオガスの都市ガス導管注入実証調査も始まりつつある。


 (クリックで拡大)

燃料資源を大きく海外に依存している我が国において、エネルギーセキュリティの面から、電気一辺倒の昨今の流れを再考しなければならない時である。

(REPA副代表理事長、技術士)


みんなの地球
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この度の東日本大震災におきまして、被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されますよう心からお祈り申し上げます。


REPA最新情報2012-5-8修正JO


2012年5月8日  NEW!
●REPAシンポジウム開催(6月2日)
REPAは表記のシンポジウムを開催いたしますので、ご案内いたします。
今夏に開始致しますバイオガス製造施設による除染機能の実証運転を主題に、メタン発酵の第一人者、野池達也・東北大学名誉教授をお招きし、災害復興や低レベル放射線下での生活等について考えたいと思います。
参加ご希望の方は事前登録(無料)が必要です。皆様方、お誘い合わせのうえ、ご参加ください。
申込み等詳細はREAPシンポジウムのご案内をご参照ください。



2012年4月25日  
●REPA 5月度運営委員会(5月8日)
5月8日(火)1830〜デニーズ番町二番館にて運営委員会を開催いたします。議題は、総会の事前調整、議案原案の検討、今年度の補助金申請、その他報告事項です。運営委員の方はご出席願います。

●「復興支援」タブの最新化
ながらく活動内容が記載されていませんでしたが、霊山プロジェクトも具体化されましたので、更新しました。今までの当プロジェクトの活動状況詳細はこちらをごらんください。
復興支援

● 「放射能と生活を考える会」(4月23日)
4月23日(月)午前と夜の2回に分けて「放射能と生活を考える会」(代表:冨田英子)第2回学習会が鎌倉市・大船行政センターで開催されました。避難勧奨地点に指定された福島県伊達市小国地区に在住し低レベル放射能の下での暮らしを余儀なくされている大沼 豊・光子夫妻が登壇し、その被害の実態や住民の困惑、暮らしぶりなどについて詳細にわたってお話しになり、参加した30人余はその実態をより身近な問題として感じ取られたようでした。大沼ご夫妻は、放射能に汚染された暮らしを打開する取組みとして当協会が進めているバイオガス製造装置による実証運転が今初夏から開始されることを明らかにされ、「これに将来の希望をつないでいます」とお話しになりました。
第2回学習会では、REPA尾園次郎副代表が、放射線の基礎知識、放射線の健康影響、放射線のリスクと便益、新食品基準など放射能に関するデータを情報提供し、これからの暮らしには「放射能そのものを多角的な視点から知る。その上でこれからの暮らしを考えてはどうか」と話しました。総合司会として篠田淳司事務局長も参加しました。
なお、バイオガス製造装置に関する情報は、6月2日(土)1300からの当協会主催のシンポジウム(HP参照)にて詳細にご報告しますので、ご関心の向きはこちらに参加していただければと思います。
主催者冨田英子氏の挨拶 モデレータの篠田事務局長
伊達市下小国地区協議会大沼豊代表 伊達市下小国地区協議会大沼光子氏
伊達市下小国地区協議会大沼光子氏 REPA尾園副代表理事



2012年4月5日  
●4月度情報交換会(4月11日)
REPA情報交換会を4月11日(水)18:00〜20:00、東京・麹町の番町ハイム101号室東京都千代田区番町1-2に所在し、交通は有楽町線・麹町駅・徒歩約1分です)にて開催いたします。会場の都合で開始時間がいつもより早くなっておりますので、ご注意ください。
3月31日に福島県伊達市で実施しました霊山プロジェクトはじめ、年次総会、シンポジウムの開催、施設見学会などについて報告させていただきます。参加者は準備の都合上、事務局までご連絡ください。
なお、当日の飲食は各自、持参するか、済ませておいてください。

●環境施設見学会(5月16日)
・・・本見学会は定員に達しましたので受付を終了しました。
毎年恒例の環境施設見学会を下記にて計画しております。
日時:2012年5月16日(水)13時〜14時30分
施設名:川崎木質バイオマス発電所
詳細情報:http://www.kawasaki-biomass.jp/川崎バイオマス発電所について/をご参照ください。
申込みに当たっては見学会ご案内を参照願います。 
注意:現地集合現地解散の予定です。参加希望の方は、5月2日(水)までに「所属または住所」と「氏名」を明記の上、REPA事務局まで必ず、ご連絡願います(施設見学者名簿の提出を求められております)。


●今後の行事・講演予定
◆項目:「放射能と生活を考える会」
日時:2012年4月23日(月)10時〜12時と18時30分〜20時30分の2回
場所:大船行政センター
内容:「低レベル放射線下での生活を余儀なくされている方々の現状と課題」をテーマにした学習会で、鎌倉市民らが参加し、活発な議論が展開されます。この学習会は、鎌倉市在住の冨田英子氏が立ち上げた「放射能と生活を考える会」が主催するものです。当日は、福島県伊達市の方々を招き講演と自由討論がおこなわれます。。篠田事務局長がモデレータです。奮ってご参加ください。

◆項目:第10回REPA懇親ゴルフ大会
日時:2012年5月26日(土)9時45分OUT/IN各3組
場所:セントレジャー千葉
注:参加希望は木村、尾園、岩下まで(まだ余裕があります)

◆項目:REPA総会
日時:2012年6月2日(土)10時30分〜12時
場所:地球環境パートナーシッププラザ・環境パートナーシップオフィス ミーティングスペース
      最寄駅:表参道/国連大学1階

◆項目:REPAシンポジウム
日時:2012年6月2日(土)13時〜16時45分
場所:地球環境パートナーシッププラザ・環境パートナーシップオフィス セミナースペース
      最寄駅:表参道/国連大学1階
講演:基調講演/東北大学野池名誉教授 「東日本震災の復興とメタン発酵利用」
    情報提供/篠田事務局長 「福島伊達市小国地区からの報告」
    情報提供/佐藤代表理事 「伊達市霊山地区でのメタン発酵の活用」
    を予定しております。



2012年4月1日  
●東日本震災復興支援活動(3月31日)
3月31日(土)11001500に、伊達市霊山町山下公民館にて合同プロジェクト会議を実施致しました。東北大学野池名誉教授、地元大沼代表以下12名、CEネットワーク2名、当協会より佐藤代表以下7名が参加しました。メタン発酵装置の基本仕様、設置場所の選定・レイアウト、実験に当たり地元関係者の了解取り付け手順、試験・モニタリング方法、予算・スケジュール等多岐にわたり意見を交わしながら纏める事が出来ました。参会者一同、実験の成功に向け最大限の努力をすることを約し、最後に野池先生の締めの言葉で無事終了することが出来ました。詳細は順次REPA会員専用HPで紹介しますが、是非本活動に注目して戴きたと存じます。
現地実験場所のレイアウト検討。
左よりREAP篠田事務局長、東北大学野池名誉教授、霊山町大沼代表、REPA冨成会員
霊山町大沼代表のご挨拶。机上には地元の関係奥
様方の真心のこもったおにぎり、山菜のてんぷら、煮
物、漬物など
真剣に討議される霊山町のメンバーの方々 東北大学野池名誉教授のまとめのご挨拶
検討会を終わっての全体集合写真

●REPA 4月度運営委員会(4月4日)
4月4日1830〜デニーズ番町二番館にて運営委員会を開催いたします。議題は、3月31日霊山プロジェクト(メタン発酵整備等)現地打合せ結果の報告と今後の進め方などです。運営委員の方はご出席願います


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